母音 / ɚː|əː / :母音と綴り字(17)

英語の母音と綴り字の対応について、今回は、母音 / əːr / すなわち、/ ɚː|əː / について、WSDから調べたものです。WSDでは、イタリック体を用いた前者の記法を採用しています。

今回の記事の、/ ɚː / と / əː / はいずれも長母音ですが、以降の記事で主題とする母音が米音と英音で二重母音と長母音など異なるものもあり、いちいち母音の種類を示すことはかえって煩瑣になります。母音の分類をすることは、本シリーズ(「母音と綴り字」)の主旨ではありませんので、以降、原則的に、単に「母音」として扱うこととします。

なお、母音 / əː / については、/ əːr / の形ではない単語もかなりありますので、それらは別稿で記事にする予定です。

 

以下、/ əːr / の音を作る綴り字と、その単語の例を示します。

 

er : alert, certain, term

ir : bird, first, skirt

or : word, work, attorney

ur : burn, curtain, nurse

ear : earn, heard, search

our : courtesy, journey, scourge

以下はやや特殊な例となります。

yr: myrtle

olo : colonel

urr : purr

err : err (/eər, əːr|əː/)

ere : were (強音/wəːr/)

eur : chauffeur(/ʃoʊfə́ːr, ʃóʊfər/), connoisseur, entrepreneur

ieur : Monsieur (/məsjə́ːr/)

eure : force majeure (/fɔ́ːrs mɑːʒə́ːr|-mæʒə́ː/)

他に、米音では、

ure : sure(/ʃʊər, ʃəːr|ʃʊə, ʃɔː/), insure(/ɪnʃʊ́ər, -ʃə́ːr|-ʃʊ́ə, -ʃɔ́ː/)

があります。

 


(注)綴り字・単語の列挙について、一般に

綴りと発音については、WSD書籍版のデータに依拠しています。

例が1個あるいは2個しか挙がっていない場合でも、その1語あるいは2語のみ、という強い主張をするものではありません(悉皆調査ではありません)。

/í/ を /ɪ/ の第一アクセント表記、/íː/ を /iː/ の第一アクセント表記として使用しています。

その他、詳しい注記については 短母音 / e / :母音と綴り字(1) の記事と注をご参照ください。

また、英語の母音と綴り字(27) 一覧表 で、記事にした母音全体について概観(一覧表)があります。

 

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