英語における母音と綴り字の対応について、これまで記事にしてきたものを、試みに表にまとめてみたものです。
非常に横長の表で、表のサイズも大きいので、適宜拡大表示してご覧ください(PDFです)。
こちらはPDFファイルが別タブで開きます。
表のうち、相当数は、フォニックス的に説明がつくものと思われます。しかし、その例外となるものが、外来語系などのほか、基本的な単語を始めかなりあるという印象もあります。
表を縦に見れば、綴りに対する発音の多様性を見ることができ、表を横にたどれば、発音に対するスペリングの多様性を見ることができます。
英語における、発音(母音)と綴りの関係を概観するものとしての参考となれば幸いです。
各母音についての綴り字との対応の詳細については、それぞれの個別記事をご参照ください。
短母音 / e / :母音と綴り字(1)
短母音 / ʌ / :母音と綴り字(2)
短母音 / æ / :母音と綴り字(3)
短母音 / ɪ / :母音と綴り字(4)
弱母音の / ɪ / :母音と綴り字(5)
短母音 / ʊ / :母音と綴り字(6)
短母音 / ɑ / と / ɔ / :母音と綴り字(7)
長母音 / ɑː / :母音と綴り字(8)
長母音 / iː / :母音と綴り字(9)
長母音 / uː / :母音と綴り字(10)
長母音 / ɔː / :母音と綴り字(11)
二重母音 / aɪ / :母音と綴り字(12)
二重母音 / eɪ / :母音と綴り字(13)
二重母音 / ɔɪ / と / aʊ / :母音と綴り字(14)
二重母音 / oʊ / :母音と綴り字(15)
弱母音 / ɚ|ə / :母音と綴り字(16) / ər / の形です。
母音 / ɚː|əː / :母音と綴り字(17) / əːr / の形です。
母音 / ɑɚ|ɑː / :母音と綴り字(18) / ɑːr / の形です。
母音 / ɔɚ|ɔː / :母音と綴り字(19) / ɔːr / の形です。
母音 / ɪɚ|ɪə / と / ɪr|ɪər / :母音と綴り字(20) / ɪər / および /ɪər/ の形です。
母音 / eɚ|eə / と / er|eər / :母音と綴り字(21) / eər / および / eər / の形です。
母音 / ʊɚ|ʊə / と / ʊr|ʊər / :母音と綴り字(22) / ʊər / および / ʊər / の形です。
母音 / aɪɚ|aɪə / と / aɪr|aɪər / :母音と綴り字(23) / aɪər / および / aɪər / の形です。
母音 / aʊɚ|aʊə / と / aʊr|aʊər / :母音と綴り字(24) / aʊər / および / aʊər / の形です。
母音 / eɪɚ|eɪə / , / ɔɪɚ|ɔɪə / , / oʊɚ|oʊə /:母音と綴り字(25) / eɪər / , / ɔɪər / , / oʊər / の形です。
長母音 / əː / :母音と綴り字(26)
< 注記 >
1 学術的に厳密なものではありません。内容の適切性・妥当性、類別の一貫性については保証できません。
2 母音と綴り字の対応の詳細については、各母音について、個別の記事をご参照ください。
3 読まない子音字を含む場合(igh, ough など)については、独立の類別にはしていません。
4 イタリック体の単語は、母音が二音節にまたがっていることを示します。
5 表のなかで、スペースが足りず単語がはみ出ていたり、切れていたりしているところがありますが、レイアウトを優先して、そのままにしてあります。よくわからないところは、個別記事をご参照ください。
6 各発音に対する単語の対応付けは、米音・英音、あるいは複数ある発音、のいずれかひとつにでも該当すれば、掲載対象としています。その単語の発音がその母音であることが、米音だけなのか、英音だけなのか、他に発音があるのか、アクセントのある例か、意味が限定されているのか、などについては個別記事を参照していただくか、あるいは他の辞典類でご確認ください。
7 例示の単語には、半母音(/j/ /w/ など)を伴うものもありますが、表中にとくに注釈は入れておりませんので、個別記事あるいは辞典類でご確認ください。
8 各記事中の細かい類別については、煩雑さを避けるため、表には反映させず、適宜省いています。
9 すべての母音について、表に挙げているわけではありません(/ə/ /i/ /u/ などが載っていません)。また、表中の母音についても、綴り字・スペリングの対応は、私が現時点で認識しているものだけですので、完全に網羅されているものではありません。空欄の場所も、埋まるべき単語がある可能性があります(悉皆調査ではありません)。
とくに、アクセントのない例については、注意は十分に及んでいません。